すでにネット上では情報が溢れていますが、今年は本当にRSウイルスの流行が早かった。RSウイルスは新生児~乳児が罹患すると重症の肺炎や気管支炎を起こすことがある、秋冬の代表ウイルスですが、これまでは早くて9月頃から患者さんが増えて、だいだい11月~12月に流行のピークがある病気だったのです。今年は7月から流行が始まって、すでにピークに達したような感じもあります。RSウイルスには、実は予防注射があります。しかし、この注射は保険診療でできる患者さんが限られているのです。対象になる方で一番多いのは35週未満で出生された赤ちゃん(かつ、流行が始まる時期に6ヶ月に達していない)だと思うのですが、もしも「対象だと思うんだけど知らなかった」方がおられたら、産婦人科医か小児科医に聞いてみてはいかがでしょうか?接種方法と価格は、もう少し改善したほうがよいと、個人的には思っているのですが・・・。